ハタタテハゼのヒレがボロボロで死にかけ。からの復活!

ハタタテハゼ、同種間で喧嘩する事は知っていたのですが、3匹とか5匹だと値引きで売ってるんですよね。そこで5匹纏め買いをした訳です。

導入当初は、群泳し、消灯後も、5匹仲良く1つのライブロックの下で仲良く寝ていたのですが、3週間経過後、環境に慣れたのか2対3の派閥が出来ました。

2匹組みの方が強く、3匹組みのハタタテハゼを追い回す様になり、凄い速さで逃げ惑っているのを目撃しました。

追い駆け回しが始まって、3日後、1匹の背ビレが無く、尾ビレもボロボロになり、水面に横たわって、流されるままガラス面に押し付けられていました。
次の日、2匹目の背ビレが折れた状態で、先の1匹と同じく水面に横たわり、時折、体を縦にして鼻上げ行動(水面に口を出しパクパクする状態)をとる様になっていました。
3匹目は、特に外傷は無いが、なぜか他の2匹に寄り添って一緒に水面に横たわっていました。
※この時は写真を撮るどころではありませんでしたので、写真はありません。

隔離、薬浴も考えましたが、見るからに体力を消耗しており、薬浴には耐えられないであろうと考え、せめて呼吸だけでも楽にしてやる為、水面の油膜を取る為、サーフェーススキマーを再設置しました。
サーフェーススキマー再設置

サーフェーススキマー設置から2日後、水槽を見てみると、あの死に掛けてた2匹が、普通に水槽中層をホバーリングしているではありませんか!!

下の写真は復活後の背ビレと尾ビレが無くなっている固体。
ハタタテハゼ背ビレが無くなった個体
下の写真は復活後の背ビレが折れた固体。
ハタタテハゼ背ビレ折れ

その後は、餌も普通に食べ、ヒレも回復しつつあります。
派閥により泳ぐ範囲が水槽の右と左に別れ、2匹組みが左、3匹組みが右になったみたいです。
ハタタテハゼ派閥

考察すると、死に掛けて水面に浮いた状態の時は、逃げ回りと負傷で酸欠状態にあったと推測されます。
その時、油膜を取る目的で設置したサーフェーススキマーでしたが、機能的には、水面の油膜を濾し取る装置ですが、水面の水と空気を一緒に吸い込み水を水中に放出する為、水中の溶存酸素量が増え、弱った魚に酸素が供給されたのではないかと思います。

また、死に掛けて水面に浮いた事で、攻撃側2匹のテリトリー外(中層域の外)に出た為、攻撃対象から外れます。復活後は、学習したのか、水槽の左半分には行かなくなりました。
その後は、テリトリー分けされ、喧嘩が起こらなくなっています。

復活してから1ヶ月位で、背ビレが無くなった個体の背ビレが1cm位まで再生しました。
ハタタテハゼのヒレ再生

背ビレが折れてた方の固体も少し形が変ですが、こちらも1cm位、再生しました。
ハタタテハゼの背ビレ再生2

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