プロテインスキマー マメスキマー3 開封・設置レビュー

前々回の記事のサーフェーススキマーに続いて、プロテインスキマーを設置しました。
 
プロテインスキマーとは海水用の器具で、水中で微細な泡を発生させて、
その泡の界面に有機物等を付着させ、バクテリアに分解される前に、
泡ごと水槽外に排出する装置です。
 
海水の場合は、塩分が含まれているので、粘度が高く微細な泡が作れますが、
粘度の低い淡水では、微細な泡が作れず、ほとんど効果がありません。
 
小型水槽向けのスキマーの中でも、見た目が綺麗なマメスキマー3を購入しました。
 
選定の理由としては、以下です。
・私の環境では、観賞用の水槽に直付けになるので
見える所に汚水カップが在る製品は避けたい。
(マメスキマーは汚水タンクを目立たない所に置ける。)
・ガラス製の細い管なので、小さな水槽でも邪魔にならない。
 
構成部品です。
マメスキマー3構成部品
 
設置方法については、説明書に細かく書かれているので、まったく問題ありませんが、
付属の本体を水槽に固定する取り付け具が、フレーム幅22mmまでで、
私の水槽は、「NISSO Newスティングレー NS-106」で、フレーム幅が25mmあります。
枠有りの場合は、別売りの取付部Mサイズ(22mm~42mm)を購入する必要があります。
(結構なお値段です。)
だめ元で、付属のSサイズを無理やり付けてみました。
 
付属のSサイズを壊すつもりでグイっと広げて、、、、。
なんとかハマりました。
マメスキマー3取付具S枠あり水槽につける
 
ただ、これだと固定用の付属の吸盤はつけれません。
マメスキマー3吸盤
 
それと取付具を下まで押し込むと、本体が斜めになるので、
マメスキマー3斜め
 
取付具を上へ引き上げて本体側が垂直になる様にします。
マメスキマー3真っ直ぐ
 
一応取り付け出来ましたが、取付具に無理な負荷が掛っているので、
経年劣化で折れるかもしれません。
マメスキマー3設置
 
駆動用のエアポンプには水心SSP-3Sを使いました。最大吐出量が2500cc/分あり、
マメスキマー3推奨の毎分/2.0リットル以上はクリアしています。
水心SSP3
 
汚水が排出されるホースが弛んでいると、スキマー内の泡が上がってきませんので、
汚水タンクの置き場所はある程度制限されます。
外部フィルターの給水ストレーナー付近は、エア噛みが怖いので、
反対側に設置したかったのですが、汚水タンクの直径が90mm、高さ280mmあり、
私の設置環境で、ストレーナーの反対側には汚水タンクを置けるスペースがないので、
しかたなくストレーナー側に設置しましたが、
特にスキマーから気泡が水槽内に漏れる事なく、大丈夫でした。
 
マメスキマー自体に水流を作る能力は無いので、
反対側からエーハイムスキマー350の水流が当たる様に設置しました。
プロテインスキマーの配置
 
サーフェーススキマー配置
 
プロテインスキマーは、還元濾過と併用して、
栄養塩が蓄積されない環境を作るのが本来の使い方だと思います。
しかし、私の水槽では、外部フィルターを使用しており、
外部フィルターは、生物濾過により、有機物をアンモニアから亜硝酸、
硝酸塩へ硝化する事で生体に対し無害化する物です。(硝酸塩はサンゴには有害です。)
プロテインスキマーの設置は、濾過の仕組みとして真逆の装置を付ける事になります。
 
ですが、前の記事のとおり、
油膜対策の一環としてプロテインスキマーの設置を行う事にしました。
今回、期待するプロテインスキマーの効果としては、以下です。
・外部フィルター使用による不足しがちな溶存酸素の確保。(特に油膜発生時)
・エアレーション効果による好気性バクテリアの安定化。
・メイン濾過の補助として、有機物の除去。(デトリタスの蓄積を抑える)
 
今の所、魚が居ない水槽なので、あまり泡が上がってきませんが、
それでも水が汚れているのが分かります。ちゃんと黄色い汚水が取れてます。
今後の生体導入で、その効果に期待です。
 



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