蒲鉾板(かまぼこ板)で、ウッドストーンを自作。

ウッドストーンの劣化で、スキマーが機能しなくなり、交換が必要になったのですが、物の割りに高いですよね。ウッドストーン。

しかもウッドストーンだけを通販で買うと、同じくらい送料が掛かるし。
そこで、自作です。

その前に、通常のエアストーンで代用できないか試してみました。
通常のエアストーンだと、泡が大きい為か、エアポンプの流量をいくら調整しても、泡が排管まで上がってきませんでした。

さらに、ウッドストーンの場合、泡が出るのは、側面からのみで、泡の出る面の水は上に上がり、出ない面の水は下に下がる為、スキマー内で対流が起きるのですが、エアストーンの場合、全面噴出の為、スキマー内で対流が起きず、同じ水がスキマー内で循環し、エアレーションの効果も期待できません。
エアストーンで代用

自作するウッドストーンの材質について、市販品の多くは、シナノキ、ヒノキ等の広葉樹が使われますが、ホームセンターにある木材だと、大きすぎたり、薄すぎたり適当な物が、なかなか見つかりません。
そこで今回は、蒲鉾板(かまぼこ板)を使用します。ちなみに85円でした。
かまぼこ
蒲鉾板の多くは、モミの木で出来ているらしく、食品に使われている物ですから、生体にも安心です。

ウッドストーンを自作する場合、木材の木目の向きに注意して下さい。
木目に沿って空気が出ますので、側面から空気を出すには、完成後のウッドストーンの木目が横向きである必要があります。
木目の向き
かまぼこ板1枚で、10個くらい作れそうです。
かまぼこ板
次に大きさですが、マメスキマーのマメウッドストーンのサイズは、高さ45mm、横15mm、厚さ12mmですが、自作の場合、横幅が広いと完成後にエアが出にくかったです。この辺りは使用する材木によると思います。

大きさに目処を付けたら、上面にドリル等で穴を開けます。
ドリルで穴を開ける
この時、可能な限り穴は深い方が良いです。下に突き抜ける寸前まで深くしないと、ウッドストーンの上半分からしか空気が出ない様な事になります。
エアストーン穴の深さ
あと、穴の直径は、エアチューブのジョイントより、やや小さくして、接続時に、きつく押し込むくらいが良いです。緩いと接続部から空気が漏れます。
ウッドストーン切り出しエアチューブのジョイントウッドストーン自作

ひとまず3つ作りました。
1つ目、泡の大きさは申し分ないくらいの小ささですが、
ドリルで開けた穴が浅かったのか、上半分からしか、エアが出てません。
ウッドストーン自作、失敗1

2つ目、エアチューブのジョイント部よりエアが漏れている為、大きな泡が出てしまい、泡が排管まで上がってきません。
ウッドストーン自作、失敗2

3つ目、なかなか良い感じの仕上がりです。
泡も小さく、マメスキマー上部のくびれまで、泡が上がって来ています。
ウッドストーン自作、成功1
ウッドストーン自作、成功2

3つ作りましたが、まともに使えたのは、1つだけでした。
買った方が早いかも、、、。



外部フィルターSV9000の水流が強すぎるので、無改造で水流を弱める工夫をしました。

西日本だと電源周波数が60Hzで、SV9000の流量が900L/hになり60cm規格水槽だと、
そこそこキツイ状態です。
底砂が吹き飛ばされて、水槽の底面が露出し、レイアウトどころではありません。
底砂舞う
 
フィルター本体の止水タップを絞れば、流量自体は弱められますが、
そうした場合、全体的に水流が弱くなり、止水域が出来たり、
フィルターの本体への負担になるので、避けたい所です。
 
シャワーパイプの穴の数を増やしたり、穴を大きくすると、
クーラー等、他の器具を連結して流量が落ちた時に元に戻せないので、
加工せずに対処したいと思います。
 
方法は、シャワーパイプにもう少し径の大きなパイプを被せる事で、
水流が直接水槽内に出ない様にします。
今回は暫定で、ペットボトルの上と下を切り取り、筒状にして被せてます。
シャワーパイプにペットボトル
 
筒の長さは、水流の強い部分、2穴~3穴に掛かる様にしています。
これで底砂が舞う事がなくなりました。
シャワーパイプにペットボトル2
 
ペットボトルだと大き過ぎて、邪魔になり、切り口で魚が危険なので、
厚みのあるアクリルか塩ビのもう少し径の小さいパイプに変える予定です。
写真は、現在立ち上げ中の水槽で、魚はいません。