ウェット&ドライ方式の上部フィルター、グランデカスタム600設置レビュー

夏の水温上昇、生体数の増加から、溶存酸素量が心配になり、上部フィルターを追加しました。

元々、酸素が溶け込みにくい海水で、溶存酸素量を増加させる目的でのフィルター追加ですので、ドライ層のあるグランデカスタムを選択しました。
グランデカスタム600パッケージ

ここで言うドライ層とは、通常の上部フィルターの更に上部に濾過槽を設け、水をシャワー状に下段の濾過槽に落とす事で、空気を多く含ませ、飼育水の溶存酸素量を増やしたり、好気性バクテリアを活性化させ濾過能力を向上させる物です。
また、水が空気に触れる事で、水中のアンモニアを気化させるとの話しもあります。

姉妹品のグランデ600Rにドライ層を別途追加した方が、安いのですが、グランデ600Rは淡水専用です。海水で使うにはポンプの交換が必要になります。

であれば、淡水・海水両用のグランデカスタム600の方が良いとなったわけです。

グランデカスタム600を開封した所です。
グランデカスタム600開封
この時点では、幅が60cmありませんが、組み立て後は、ちゃんと水槽幅の60cmになります。

構成部品です。
グランデカスタム構成パーツ

こちらがドライ層、上段です。
シャワー状にする為の穴がいっぱい開いてます。
写真下の幅が狭い部品は、散水器です。レール状になっており、ここを水が通って、濾過槽全体に水を行き渡らせます。
ドライ層
グランデカスタム600ドライ層

こちらがウェット層、下段です。一般的な、上部フィルターです。
ウェット層
ウェット層2
ウェット層3

付属の濾材です。
ウールマットと活性炭と網に入った多孔質ろ過材です。気持ち程度です。
付属の濾材
付属の濾材2
付属の濾材3
付属の濾材4

このフィルター単体で使う場合、付属の濾材だけでは明らかに不足しています。その場合、ウェット層にリング濾材等を追加した方が良いでしょう。
当方は、元々、外部フィルターを設置しており、エアレーション目的で上部を追加してますので、とりあえずは、付属の濾材のみで設置しました。

グランデカスタム600付属のポンプです。
グランデカスタム600付属ポンプ
吸水ストレーナーパイプです。伸縮します。
グランデカスタム600ストレーナー
グランデカスタム600吸水部

排水パイプ部です。
排水パイプ
排水パイプ2
排水パイプ3

枠あり水槽に設定した所です。ちなみに枠あり水槽専用です。
枠あり水槽に設置
枠あり水槽に設置2

音が凄いです。
シャワー状に落水しているので、当たり前ですが、誰かがシャワーを浴びてるのかと思う程です。
グランデカスタム600落水音

排水部です。L字になっており、Lの角部分に小さな穴が開いており前後に水流が発生します。
グランデカスタム600排水音
設置当初は、この部分の空気の巻き込みが凄くて、ゴボゴボ音を立ててましたが、設置1週間程で排水音は静かになりました。

吸水ストレーナーは小ぢんまりしています。
カブトガニが食い散らかした海草の茎が吸い付いてますが、ここはスルーで。
グランデカスタム600吸水部

水槽上部が手狭になってしまいました。
冷却ファンを設置すると、ライトが置けず。
上部フィルターと冷却ファン
ライトを置くと、ファンが付けれず。
上部フィルターとライト

なんだか水槽の上ばっかり、ゴツゴツしてきました。

上部フィルターを後方に、外部フィルターのパイプを前面に持ってきて、残りの隙間に無理やり冷却ファンとライトを設置しました。
上部フィルターとライトとファン
上部フィルターとライトとファン2
上部フィルターとライトとファン3
上部フィルターとライトとファン4

設置から一週間後、特に水漏れとかは無いですが、塩ダレが、、、。
グランデカスタム600塩ダレ
グランデカスタム600塩ダレ2

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ヘビガイだらけ。駆除断念でライブロック総入れ替え。

ヘビガイとはムカデガイ科の貝の仲間で、ライブロックに固着して細長い石灰質の管を作ります。

このヘビガイが大繁殖して、ライブロックが3mm~5mmの管状の殻でイガイガ状態になってしまいました。

最近は、ストレーナーや、水温計のセンサーにまで現れる始末。
ヘビガイ1
ヘビガイ2
ヘビガイ3
これが、水換え等で、水質が変化した時に、蜘蛛の糸の様な物を大量に噴出します。
ちょくちょく目立つやつは、潰していたのですが、量が多すぎて、給餌の時にも水槽中が蜘蛛の巣まみれに。
ヘビガイの糸

もう我慢の限界と、全てのライブロックを入れ替える事にしました。
環境の急変を避ける為、少しずつ入れ替えようかとも考えましたが、そうした場合、新しいライブロックにまたヘビガイが繁殖する恐れがあり、一気に入れ替えしました。

入れ替え前の水槽。
ライブロック入れ替え前
入れ替え中。ライブロックを全て取り出し広々。
ライブロック入れ替え中
隠れる所が無くなり、怯えるハタタテハゼ。
怯えるハタタテハゼ
謎の生物現る。ユムシかな?
謎の生物
久々に見たカンギクガイ。普段は夜にしか出て来ない。
カンギクガイ
入れ替え後。
ライブロック入れ替え後
フィルターの濾材が、そのままなので、意味は無いかもしれません。

新しいライブロックの投入で、新たな付着生物が居ないか、ワクワクしましたが、特に目立った生き物は居ませんでした。
これからかな?

古いライブロックは、全て予備タンクにドボンしました。
予備タンクには、カニとかウニがいます。
予備タンク
予備タンクのウニ